グリーンハウスの蓮の花

9月25日は天神様の日でした。

2ヶ月ぶりに太宰府天満宮に参拝しました。

今年は九州国立博物館が開館して10年目です。 太宰府天満宮の表参道は、お祝いムードが漂っていました。

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天満宮は例祭中だったので本殿から少しはなれた場所から参拝を済ませました。 久しぶりに天満宮の宝物殿に立ち寄ってから、九州国立博物館に行きました。 お目当ては高千穂夜神楽の大宰府公演です。

アクセスエスカレーターには次回の特別展の横断幕が掛かっていました。 10月18日からは「美の国 日本」です。

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なぜか理由は分かりませんが、丸いお月様を背景に、あの遮光器土偶が見えます。 私の目にはエイリアンに見えます。

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中秋の名月も近いのに何故でしょう。 美の国日本の月夜にウサギさんならぬ遮光器土偶。

九州国立博物館の丸いブロンズも10年経ちました。 落ち着いた鈍色になっています。

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まるでお寺の鐘のような雰囲気です。

お寺と言えば蓮の花を思い浮かべますが、オータニのレストラン「グリーンハウス」の前には、大きな睡蓮鉢が幾つか置いてありました。 手前の2つにはまだ蓮の花が咲いていました。

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オータニのレストランの前ですから、モダンな蓮の花です。

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高千穂夜神楽の公演はミュージアムホールで午後3時半からです。 公演を観る前に、グリーンハウスでパスタランチを摂りました。

ミネストローネは秋らしくしっかりとズッキーニの味がしました。

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ボロネーゼのペンネはアルデンテでした。 ピンと立ったパリパリチーズの塩味と、大粒の黒胡椒が効いていました。

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食後のジェラートは深みのあるチョコレートでした。

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しっかりと昼食をとったので、ゆったりとした気持で高千穂夜神楽を堪能することができました。

天の岩戸開きをテーマにした御神楽でした。 昼間の1時間のイベントだったので、ショートバージョンを3種類だけ。 演目は「田力雄(たぢからお)」、「鈿鈿(うずめ)」、「戸取(ととり)」でした。 いずれも男舞でしたが、鈿には優美さを感じました。 古事記の中に出てくる裸踊りとは異次元の気品溢れる舞でした。

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自由に写真を撮っても良かったので、最前列で何枚も撮りました。 帰宅してからゆっくり撮った写真を見てみたら、かなり恐い写真が何枚もありました。

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天岩戸開きの後に見えた御神体は想定外でした。

高千穂ではロングバージョン33種類の演目を夜通し舞うのだそうです。 11月から2月の寒い間に奉納される神楽です。 夜はかなり冷えるでしょうし、お酒が入らなかったら怖くて凍りつくと思います。

「行きはよいよい帰りは怖い。」

天神様のお膝下ですが、恐いものを恐く見せないところが九州国立博物館の凄さです。

セレンディップはにある?

「九州国立博物館。」

9月26日の高千穂夜神楽大宰府後援は太宰府天満宮の天神広場だそうです。 午前11時と午後2時からの2公演です。

深まる秋は緑の深さと同じです。

皆様も良い実りの秋をお過ごしください。