セレンディップは現スリランカ。
なんですが、私も含めてセレンディピティから発想した人が少なくないようです。 同名のレストランもあるようですが、インド料理のレストランではありません。
サービスが混在しているので、ググってみるとセレンディップは激戦区。 自分探しをしている人が沢山いるような気がします。
私にとって、セレンディップの原風景は、かつて新宿高野の地下にあった高野インディアン・ティー・センターです。
1980年頃の話です。 当時の新宿にある高野は九州から上京した私にとって、とても魅力的な場所でした。 一階はアパレルで、半2階は新鮮なフルーツのパフェやジュースが楽しめる人気の喫茶室。 地下にはワインやチーズなどの輸入品や珍しいフルーツや人気のパンやスイーツが販売されていました。 当時の嗜好品や贅沢品だったと思います。 近くにある新宿中村屋とは全く異質の存在感でした。
当時の高野は地下の一画にインド政府直営の紅茶の専門店があったのです。 茶葉を買って帰ることもできますが、椅子の数の限られた狭い喫茶スペースに腰をおろして短い時間ですが寛ぐことができました。
高野のスイーツをすぐ近くの売り場にあるショーケースから選んで注文することができました。 お好みの紅茶をインドの方が作って下さいました。 ストレートも美味しかったし、こっくりしたロイヤルミルクティーも茶葉とスパイスが効いていて素晴らしい味でした。 喧噪の中にあって、その一画だけは別世界だったのです。
セレンディップはどこにある
ー 高野にあった紅茶屋さん。
郷里に戻ったせいもあって、最近は紅茶の専門店はめったに見かけません。 福岡まで出た際に「しゃれたお店が在るな!」と思っていても、いつの間にやら消えています。
居心地の良いカフェを探してきましたが、結局、我が家が一番落ち着く事に気づきました。幸せの青い鳥と同じです。
セレンディップはどこにある?
ー 我が足元の一区画。
玄関先に出しているプリンセチアが良い雰囲気になって来ました。
現時点で、過去記事内の見えない画像の数は1199個です。