バレンタインを松で祝う

今日はバレンタインの土曜日でした。 お昼を食べてから、母が緑茶とお菓子を差し入れしてくれました。

梅園さんのお干菓子
梅園さんのお干菓子

先日、太宰府の梅園さんで求めた松と菊と宝満山です。 宝満山には竿物とお干菓子の2種類がありますが、お干菓子は緑茶にも珈琲にも合います。

和三盆の松には理由がありました。 お天気が良かったので、玄関のお正月飾りにしてあった根のついた寿松を庭に植えたいという事でした。

菊も松も宝満山と一緒に目出度くお腹の中に収まってから、庭にスコップで穴を掘りました。 人に動いて欲しいときは、先ず美味しい物を出すことです。

昨日は申年生まれだった父の命日でした。 しかも初庚申でしたから、猿田彦神社からお猿さんのお面をいただいてきました。 今年は紅白の房飾りのついたゴム紐で留めました。

猿田彦神社のお猿のお面
猿田彦神社のお猿のお面

お猿のお面も交換して、母と娘の良いバレンタイン・デーでした。

セレンディップは何処にある?

ーおさるとかえるの待つ我が家。

庭には苔むした石のカエルがいます。 その近くで徳利を下げた焼き物のポンポコ狸が笑っています。 生前、父の草履を重ねるイタズラをしていた狸は、もう出てこなくなりました。 最近では、たまにイタチを見かけるぐらいで、イノシシやウサギも見かけません。 猿のお面を見上げながら、ちょっと寂しい里の春です。 そんなワケで、優しい春色の宝満山は癒し系のお干菓子でした。