九州新幹線の贈り物

雨も上がって道路も乾いたので、今朝は道路の落ち葉掃きをしました。樟の葉が大量に落ちる時期は過ぎたので、もう高箒は使いません。軟らかい箒で、アスファルトの道路を掃きます。

掃除が随分楽になったので、3年前の出来事を思い出しました。私達が住んでいる隣組で行われた道路工事です。 九州新幹線の三池トンネル工事に付随する工事でした。

九州新幹線の三池トンネル工事の影響は色々ありました。
その一つが、水脈が途切れた為に、近隣の水田に農業用水が行き渡らなくなった事でした。

渇水対策事業として、久福木サン荘の近くに湧き出すようになった地下水を、近くの水田まで引くことになりました。 田舎ですから、公道や里道ばかりではありません。 隣組で管理している道路も工事の対象に揚げられました。 ちょうど、隣組の世話役を勤める年だったので、調整や契約や工事などで、とても忙しい年でした。

色々ありましたが、お陰様で2年前の春に工事も無事に済みました。
水路の工事が行われた箇所はきれいに舗装された道路になりました。

伯父の家の前の道路は、三叉路でちょうど吹きだまりになるので、道路掃除が一番大変な場所でした。 九州新幹線から委託を受けた業者の方が、側溝に落葉が入りにくいように配慮して下さいました。

工事中にマムシが出ることもありましたから、工事をする人達はゴムの長靴で、鹿革の手袋でした。 軍手だと噛まれたときに、牙が表皮まで到達するので、破れにくい鹿革の手袋でした。

「鹿革の手袋でないと危ないです。」

我が家のすぐ東側の土手にはマムシがいますから、買うことを強く薦められました。 女性用の小さい鹿革の手袋をアマゾンで探して買いました。

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道路掃除を終えて帰宅する途中、鹿革の手袋を見ながら、伯父の家の前の道路掃除が楽に出来るようになったのは、九州新幹線のトンネル工事のお陰だということを思い出しました。

工事中は交通制限も騒音もありましたし、ご近所に救急車が来ることもありました。 とにかく周りが丸く収まるように必死で、工事をして下さる人達の強さや優しさに気づきませんでした。

感謝できるようになったのは3年目に入った夏でした。
振り返ってみれば、落ち葉掃きが一番大変だった5月が、樟の香りで一番癒された月でした。 感謝の6月です。

セレンディップは何処にある?

ー 優しい思い出薫る道。

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