石橋美術館のコレクション展示「ちょっと気になる絵のまわり」も、明日が最終日となりました。
絵画だけじゃなくて、額縁にも拘ったコレクション展示です。
石橋文化センター秋の薔薇フェアは、10月24日からです。
薔薇のシーズンにはまだ少し早いのですが、石橋美術館でコレクションの「薔薇の少女」を観た帰りに、美術館の周りに咲いているバラが見たくなりました。
ヨハン・シュトラウスはヨーロッパの華やかな円舞曲の雰囲気そのままです。
少し目線を上げてみたら、秋風が吹かれながら白い薔薇が輝いていました。
日が陰り始めて、少し冷たい秋風が吹く頃は、ピンクの薔薇が元氣に咲いていると嬉しくなります。
秋の薔薇フェアは10月24日からです。 薔薇フェアが開催されると、石橋文化センター内の楽水亭のケーキも薔薇のケーキに変わります。 秋のバラフェア前なので、ミュージアムケーキの「素朴な月夜」を選びました。
古賀春江の「素朴な月夜」を思い出しながら、カシスとバナナのムースを味わえるのが楽水亭です。
紅茶は4種類の中から「薔薇の少女」を選びました。
あの絵画は最初から「薔薇の少女」というタイトルではなかったそうですが、楽水亭では石橋美術館の展示の余韻と喫茶が同時に楽しめます。
ミュージアムケーキや紅茶は勿論ですが、楽水亭のもう一つの素晴らしさは窓の外の眺めです。
青楓もご覧の通り。
今回のコレクションの中から、別館で見た「青楓朱楓図屏風」を思い出しました。
坂本繁二郎の作品もありました。 ついでに石橋文化センター内に八女から移してある坂本繁二郎のアトリエを外から見てきました。
毎年、薔薇フェアの時期には公開されます。 ボランティアガイドさんのお話を一度聴かせていただきましたが、フランスから戻った後は八女で作品作りを続けた画家の生き方が伝わってくるようなひと時でした。
石橋美術館の顔であった「天平の面影」や「海の幸」は、来年の秋には東京のブリジストン美術館の所蔵となるそうです。 石橋美術館や石橋文化センターを郷土の久留米に作った故石橋正二郎氏の偉大さを感じる2015年の秋です。