日頃の行いは大切です。
そして直感も。
灰色の空が広がる月曜日の夕方、ふと、る・せるくるに立ち寄る気になりました。
「まだ食パンがあるかも知れない。」
ラッキーでした。 夕方でしたが、スライスしていない食パンが1本残っていたので、何時ものように3センチの厚切りにしてもらいました。
安心してふと目を留めたショーケースの中には、チェリータルトがありました。 まるで私を待っていたかのようです。
あの大好きな丸いテーブルも、私を待っていたかのように思えました。
チェリータルトは初めてです。 ダークチェリーがなんとも艶やかです。
何時も感じる事ですが、たかきさんはピスタチオの使い方が上手です。
大粒のダークチェリーを見ている内に、毎年、今頃になるとワシントン州の佐藤錦を送ってくれるオレゴンの従妹を思い出しました。 レーニア・チェリーです。
帰りがけに、たかきさんが声をかけてくれました。 前回訪れた時はカラスの大群に恐れをなして、早々に退散したのですが、あの後2、3日してから、物凄い数に膨れ上がったそうです。
カラスの大群が狙っていたのは、街路樹に成ったサクランボだったとか。
「人間が美味しい物を食べて、カラスには『食べるな!』とは言えないよね。」
そう言って、お店を後にしました。
セレンディップは何処にある?
ー チェリータルトのあるお店。