米国滞在中に本屋さんで買ったカセットテープ。
それが、7つの習慣との出会いでした。
ステファン・コヴィー博士がお元氣だった頃に、一度だけ東京講演に参加することができました。 それ以外はオーディオブックで耳から学んだ7つの習慣です。
コヴィー博士が他界された今、思い浮かぶのがクラム・チャウダーのお話です。
7つの習慣の一つが、Win-Winの関係です。 ビジネスの場合は、サービスを提供する側と提供される側の双方にとって、利益が生まれる関係です。
その反例として、コヴィー博士が語ったのがクラム・チャウダーのお店の話でした。
看板メニューの質の低下に固定客が離れてしまい、却って経営状態が悪くなってしまったという実際のお話です。 食材やサービスを元に戻した時は、客離れの後で既に手遅れだったとか。
行列ができるほど繁盛していたクラム・チャウダーのお店でした。 ところがビジネス・スクールを卒業した店主の息子が、利益率を上げるために原価を削ります。 食材の質と量の低下は、食べ物の場合は顧客にすぐ分かってしまします。 後の祭りだったという例です。
人気のクラム・チャウダーのお店が、駄目になってしまったお話を選んだところがコヴィー博士です。 ボストンには有名なハーバードのビジネス・スクールがあります。 ボストンはクラムチャウダーでも有名ですが、米国にはボストンに限らず地元の人達に人気のお店があります。 ビジネス・スクールを卒業した息子が父親のビジネスを継ぐ話は、とても身近な例でした。
人づくりの難しさと、物作りの難しさ。 その両方を語ったコヴィー博士。 若くして親の会社に入社した博士自身が会社経営ができなかったので、親の会社を離れてコンサルタントになった。 そんなコヴィー博士自身の話を聞いたのは、もっと後の事でした。
浄水通のる・せるくるでクラムチャウダーを頼む時は、いつもこの話を思い出します。
ボストンと
7つの習慣
思い出す
る・せるくるの
クラムチャウダー
クラム・チャウダーに添えてある、厚切りトーストが美味しいのです。 食パンそのものの美味しさです。 手抜きをしない人づくり。 手抜きをしない物作り。 原点に返りたい時に立ち寄るお店です。
地下にパン工場が出来る時は、一体何が起こっているのか分かりませんでした。 美味しい朝焼あんパンと低温熟成の食パンが加わったので、流石だと思いました。
食パンとあんパンがショーケースの上に並んでいる時は、お店に入ってすぐにテイクアウト用に準備してもらいます。 食パンは、1本を2センチか3センチの厚切りにしてもらいます。
人間は失敗から学ぶ生き物です。 店内で飲食してお勘定をする時に、パンが売り切れていた。 そんな経験は一度で十分です。
浄水通のる・せるくるは、タルトとキッシュのお店です。 写真を撮りながら、色々と考えるのが楽しいお店です。
セレンディップは何処にある?
ー浄水通のる・せるくる。