Baseball Basketball Golf 2017

2017年3月27日月曜日、日比谷花壇さんから母の日と父の日のギフトカタログが届きました。父の日ギフトの中に珈琲の木がありました。

思い出したのは、キャロリン・グレアムのあのボキャブラリー・チャントです。

Baseball, basketball, golf!

そしてトランプ大統領が辣腕ビジネスマンとして人気だった頃に買った彼の自伝的オーディオブック。

ドライブしていて良い木が目に入ったら、オーナーの元に馳せ参じて尋ねるのだそうです。

Can I buy your tree?

そうやって自分のゴルフコースに植えたい木々を集めたのだとか。

日比谷花壇の父の日ギフトのゴルファーズパラダイスは4860円です。 でも、トランプ氏の話を知っていますから、父の日ギフトに珈琲の木は選べません。

もう一つの買えない理由です。

100円ショップから買った珈琲の木も、1年育てればこの程度の大きさになります。

縮まないこと。

そして凹まないこと。

Bounce!

母の日ギフトとして紫陽花が人気です。 日比谷花壇のダンスパーティーは税込みで12960円もします。 可愛らしいバスケットに入った7号の鉢物です。

実は、一昨年の母の日ギフトに紫陽花のダンスパーティーが欲しいと思いました。 探したらアイリスプラザにあったので届けてもらいました。 一昨年のシーズンの後に植え替えたので、今は100円ショップで買った7号の鉢に入っています。 受け皿も100円ショップで買いましたが、培養土だけは100円ショップではありません。

マーケティングの本で誰かが言ってました。

They don’t want to be sold.

They want to buy it.

顧客というのは売り込まれたいとは思っていない。 欲しいものを買いたいと思っている。

欲しいものは手に入れる。 手に入れた以上は管理する。

トランプ氏のビジネスマンとしての資質に惚れ込んだ軍人が何百人もいたからこそ、彼は大統領になれたのでしょう。

欲しいものは手に入れる。 手にれた以上は管理する。

父の日ギフトも母の日ギフトも同じだと思います。

What do you want, Mom?

最初に尋ねてしまったらサプライズにはなりません。 でも、少なくとも相手が欲しくないものを贈ってしまう確率は下がります。

管理するのが苦手な人には、無くなってしまうギフトが無難です。

モノ消費からコト消費の時代。

食べてお終い。 飲んでお終い。

育てるのが苦手なお父さんに珈琲の木を贈るよりは、往年のブルーマウンテンの美味しさを知っているお父さんならば、良い豆を贈ってあげた方が親切です。

育てるのが苦手なお母さんには、虎屋の小型羊羹も夜の梅やおもかげよりも、ラムレーズンや珈琲みたいなモダンな種類の方が喜ばれるかも知れません。

欲しいのは感情の変化です。

一瞬でも「ああ、幸せ!」と感じたい。

それが人間です。

人のアイデアは参考になりますが、最終的には自分のアイデア。

相手を思う自分の感性を上手に伝えることだと思います。

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