九州国立博物館のお雛様

3月1日まで、九州国立博物館で「古代日本と百済の交流」という特別展が開催されています。 国宝「七支刀」の展示期間は終わりましたが、百済仏の醸し出す「百済の微笑み」に出会うことが出来ます。 日本経済新聞に大きな広告が毎日出ていますから、今回は3回も特別展を見に行きました。

今の時期は、1階のエントランス・ホールに天神1丁目の飾り山があります。

昨年7月の博多祇園山笠の期間中に、実際に天神のパサージュ広場に飾られていた山笠です。

4階まで吹き抜けのエントランスホールに飾られた飾り山は大きいので目立ちます。

飾り山ほど大きくはありませんが、同じく1階のエントランスホールには原米洲作の見事な7段飾りのお雛様が展示されています。

九州国立博物館のお雛様は原米洲作
九州国立博物館のお雛様は原米洲作

フラッシュを焚かなければ写真撮影は可能だという事でしたので、お写真を撮らせて戴きました。

昨年も飾ってあったお雛様ですが、丹精込めて作られたとても見事なお雛様です。 特にお顔の表情とお召し物の豪華さに圧倒されます。

今年は2月20日にミュージアムホールで開催された「博多芸妓の世界」を堪能した後で、お雛様を拝見しました。

横顔を拝見している内に、お内裏様とお雛様が、何故かふと狛犬さんに似ていると感じました。

日本の狛犬の起源はエジプトのスフィンクスだそうです。 エジプトのスフィンクスは元々は一対だったものが、片方だけがどうにか残っているのだとか。

お雛様がスフィンクスに見えてくると、雛壇はまるでピラミッドのようです。

天と地を結ぶ梯子。 その2本の柱を象徴しているのがお内裏様とお雛様のように感じられました。

九州国立博物館では3階の特別展の他に、4階の常設展があります。 第11室では「大涅槃展」が開催されています。 

3月第1日曜日は、「曲水の宴」です。 今年は3月1日に、曲水の庭で雅な神事が催されます。

太宰府は
天神様の
雛遊び