九博の坂本五郎コレクションで観た葛飾北斎筆の日新除魔図

毎週金土は夜の博物館

九州国立博物館が午後8時まで開いています。

お陰で先週の土曜日は九博でゆっくりと過ごす事が出来ました。

特別展のオークラコレクションだけでなく、特集展示の坂本コレクションもゆっくり鑑賞することができたのです。 しかも坂本コレクションはすべてが写真撮影できて、幸せな一時でした。

渋いけれども良いと思ったのが、葛飾北斎筆の日新除魔図

葛飾北斎の日新除魔図の扉

重要文化財です。

GeniusScanで四角化しました。

葛飾北斎の日新除魔図

 

83歳から84歳の時に北斎が朝の日課として書き続けた獅子図だそうです。

前書きを読むと北斎の人柄が伝わってきます。

葛飾北斎の筆と印
日新除魔と号して朝な朝な

毎朝魔を除け長寿の祈りを込めて獅子を描いた北斎の気持ちが伝わってくる作品ばかりでした。

例えば、三獅子図。

三獅子図

GeniusScanで四角化しました。

三獅子図

無理をせずに丹念に、3月20日に一番上の獅子、21日に真ん中の獅子、22日に一番下の獅子を描いています。

Take one day at a time…

洋の東西を問わず、これが賢人の知恵なのだと思いました。

坂本コレクションの展示は明日、10月21日までです。

コメントを残す