風見鶏さんのスミレのカップ

天神様の日、太宰府天満宮に参拝を済ませて、帰りに表参道の梅園さんを覗きました。 混んでいたので、向かいの風見鶏さんで昼食を摂ることにしました。 ミックスサンドとウインナーコーヒーを頼んで、1階の禁煙席でほっこり。

先に運ばれてきたウィンナー・コーヒーのホイップ・クリームをすすったら、2月の文字が。

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ふわふわ卵のミックスサンドも運ばれてきました。

温かい卵サンドと、冷たいハムサンドの組み合わせが絶妙です。

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お腹が空いていたので、ペロリと平らげて、珈琲をもうひと啜り。

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すみれの花が満開になりました。

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ソーサーを裏返してみたら、ロイヤル・アルバート。 25年前に、ロンドンのビクトリア・アルバート美術館で見事な磁器のコレクションを見た事を、懐かしく思い出しました。

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すぐ横の壁に掛かったビッグベン。 最初はテンペラかと思ったら、月光に照らされるビッグベンとテムズ川の様子が螺鈿細工で表現されていました。 良く見たら、ビッグベンの時計はゼンマイ仕掛けらしく、作られた頃は動いていたようでした。

マスターに尋ねたら、英国製のアンティークで、最初はビッグベンの鐘が鳴っていたそうです。

以前の私ならば、待てずに太宰府を後にしていましたが、年齢の成せる技か、収穫が無いときは、表参道で少し時間を費やす心のゆとりができました。 風見鶏さんで時間を費やすと、風向きが変わります。 「この道」や「待ちぼうけ」のオルゴールのBGMを聴きながら、一杯の珈琲を飲むと、緊張が解れます。 周囲にあるものが少しずつ目の中に入ってくるだけの、心のゆとりが生まれます。

ウィンナー・コーヒーには深入りの珈琲豆を使うそうです。 帰りに100グラムを挽いてもらってお土産にしました。

ロンドンは
遠くにありて
想うもの

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