庭の花菖蒲

梅雨の晴れ間の木曜日に、庭の花菖蒲が一気に咲きました。

肥後系です。

我が家以外では、なかなかお目にかかる事がありません。 でも、日本国内で少なくとも2箇所は知っています。

明治神宮御苑の菖蒲畑です。

有料ですが、この時期の花菖蒲は見事です。

菖蒲池ではなくて、菖蒲畑です。

明治神宮では、「紫衣の雪(しいのゆき)」と呼ばれています。

もう一箇所は、太宰府天満宮の菖蒲池です。

こちらでは、「雲井の雁」と呼ばれています。

源氏物語に出てくる女性の名前です。

太宰府天満宮も海外からの観光客が増えました。 心字池の橋の上で振り返って自撮り棒でにこやかに写真を撮っている人達を見ると、太宰府天満宮は完全に観光名所です。

心字池は振り返らずに渡る。 そんな事を知っているのは、さだまさしさんの「飛梅」を知っている世代までかも知れません。

太宰府天満宮は、日本三大怨霊と言われる菅原道真公の霊廟です。 太宰府天満宮は安楽寺というお寺の中にありますが、地元では天神様は学問の神様、そして縁切りの神様です。

ただし、楼門の外には、筆塚や包丁塚が並んでいます。 臥牛の像は有名ですが、宝物殿の前には、鷽や麒麟の像があります。

良く良く見ると、ちょっと怖い太宰府天満宮です。

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