平成最期の金曜日に、九州国立博物館の大報恩寺展を観てきました。
展示の一部は写真撮影が許されていましたが、ガラスケースに入った小さな天王および羅刹立像は撮影できませんでした。
アメリカ映画に出てきそうなキャラが揃い踏みです。
明らかに子供向けではありません。
他にも興味を惹かれた展示物があったので、今回もぶろぐるぽに応募して、九州国立博物館から画像の提供をしていただきました。
一番左が天王で、あとは羅刹。
エリア51の地下で作られたんじゃないかと思われるような面々ですが、このフィギュアが作られたのは鎌倉時代。
日本にはヒンズー教のキャラクターがデフォルメされて仏教と一緒に入って来ているんでしょうけれど、何ともシュール。
イースターは過ぎたんですが、平成最期の金曜日はゲゲゲな金曜日でした。
それでも救いはありまして、こんな3本指を目にしました。
カトリックにとっては、「父と子と聖霊」を表す指です。
作品名は「傅大士座像および二童子立像」でした。
父と2人の息子らしいのですが、私的には立っていたのが傅大士の中指であって小指ではなかった事が救いでした。
昭和な私はちゃんぽん文化の日本育ちですから何ともいい加減なのですが、この崩れかけたバランス感覚こそが潜在意識に刻まれた日本人の特徴ではないかと思える平成最期の四月です。
早い話が、何でもあり。
人間の嘘を天神様の真にかえる「鷽替え神事」のある太宰府です。
今年は四月馬鹿が強烈でした。
どんな時代がやって来るかは皆目見当がつきませんが、この十連休でしっかりリハビリしたいと思います。
皆様もごきげんよう。
合掌。
追
阿難陀のお顔がアップルストア福岡天神のお兄さんに似ていると思えたのも、救いでした。