九州国立博物館の飾り天井

平成最後の昭和の日は雨の月曜日となりました。

先週金曜日に九州国立博物館で撮った写真を整理しながら書いています。

九州国立博物館のエントランスホールからの眺め

九博は緑に囲まれていますから、エントランスホールで写真を撮るのも楽しみの一つです。

九博は震度7まで耐えられる免震構造ということですが、四階まで吹き抜けです。

吹き抜けの飾り天井

しかも、間伐材を屋根裏に取り付けただけのシンプルな飾り天井。

九博の飾り天井

かなり揺れても落ちてこないだろうなという妙な安心感があります。

御覧の様に天井まで明るく、しかも余計なモノが上にありません。

スッキリした天井

突き出した部分もちょっと揺れたぐらいでは落ちてこないでしょうから、見上げた時に安心感があります。

九博の三階部分

アースカラーで落ち着きます。

九博の飾り天井

鉄骨がむき出しの部分もグレーがかったライトブルーなので、分厚い強化ガラスと合わせてあっても違和感がありません。

山から水が流れているような感じで見上げることができます。

九博のエスカレーター

頭の中に山水画を描くような感じです。

三階のフロアーは木調なので、特別展という閉鎖空間に入る直前まで自然に触れることができます。

木彫のフロア

このところ、真言密教がらみの特別展が続いています。

今回の見せ場は菩薩像でしたから、前回の明王像の時ほど赤くはありませんでした。

今回の「京都大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」は大盤振る舞いで、赤いステージの上からならば、肥後定慶の六観音菩薩像の写真を自由に撮ることができました。

それでもやっぱり真っ赤な世界は私的には疲れます。

九博を作った建築家の頭の中の方が、密教僧や仏師の頭の中よりも、私的には好みです。

九博のエントランスホールの写真は撮り放題ですが、九博は石橋美術館の延長なのです。 心の中にはモネの睡蓮を思わせるような庭が見える、石橋美術館のあのガラス窓の存在があります。

雨の石橋美術館で2012年6月

九州国立博物館から特別展の画像を提供していただけるのは有り難いのですが、私自身の精神のバランスを保ちたいと思ったら、特別展以外の写真を使わないと落ち着きません。

 

雨の日は喉の調子が良いらしく、鶯が近くまで来て鳴いてくれます。

平成最後の昭和の日

我が家の庭まで押し寄せてくる竹藪の手入れが今年の課題ですが、やっぱり我が家が一番です。

特別展を鑑賞する前に、今回は九博雲海桜の並木道を抜けて遊歩道を歩きました。 表の駐車場まで九博の周りをぐるっと歩きましたが、太宰府天満宮に三人の梅守がいるように、九博にも周囲の手入れをする人がいました。

そんなわけで、気持の整理をしながら、お掃除の十連休です。

皆様もどうぞお健やかにおすごし下さい。

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