久しぶりに九州国立博物館の4階で、通常展を観ました。
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いくつか気がついた事がありました。
大涅槃展では、どの構図でもお釈迦様の頭が向かって左側。
「きっと何か理由があるんだろうなぁ。」と思って近くの部屋に展示されていた山口の今八幡に奉納された大きな鰐口を見たら、お寺のマークに似た印がついていました。
ところが、よくよくみたら逆卍。 ナチのハーケンクロイツと同じです。
ボランティアの方に尋ねてみたら、面白いことが分かりました。 中国大陸を経由して日本に伝来した大乗仏教では卍ですが、ヒンズー教や小乗仏教などでは逆卍だったり。 早い話、右回りも左回りも洋の東西でいくつかバリエーションがある。 ナチのハーケンクロイツに似ているので、誤解を招かないように、日本のお祭りを海外に紹介する時には敢えて卍を外したりする。
最後に笑ったのが、首から上だけの仏様。
遠目で見たら、泉ピン子さんにそっくりでした。
遠目で見ても、近くで見ても、何に似ているのか分からないのが九州国立博物館のこの部分。
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考えても分かりませんから、考えないことにしています。
Happy Valentine’s Day, anyway.