オークラコレクションの自在蟷螂置物と我が家の自由金色蟷螂

昨日は半年ぶりに太宰府でゆっくりとした一日を過ごしました。

いつものように太宰府天満宮に参拝してから、九州国立博物館のアクセスエスカレーターへ。

今回の特別展はオークラコレクションです。

九州国立博物館のアクセスエスカレーター

今回もその日の内に九州国立博物館ぶろぐるぽに応募して画像を提供して戴いたのですが、何と言っても一番欲しかったのは自在蟷螂置物(じざいかまきりおきもの)の画像でした。

10月は蟷螂の月。

なぜか分かりませんが、この時期になると蟷螂が一斉にアスファルトの道路に出てきます。

10月の蟷螂

動きは緩慢ですし、弱っているのですが、よろめきながらも自分の脚で歩きます。

秋になると車に敷かれてペシャンコになった緑色の死体を沢山目にしますが、子孫を残せなかった蟷螂達がまるで自分の死ぬ場所に向かって一斉に動き出すかのような季節です。

そんな中、子孫を残すべく最後の力を振り絞って我が家の網戸にへばり付いていた蟷螂がいて、今年は綺麗な一枚が撮れました。

我が家の金色蟷螂

やっぱりねぇ。

10月は蟷螂の季節なのです。

御覧いただきたいのは、YouTubeのkyuhakuchannnelで10月1日に公開された明治150年記念特別展『オークラコレクション』紹介です。 1分15秒の短い映像ですが、最後に出てくるのは展示されている自在蟷螂置物。

 

今回の特別展ではショーケースの中に自在置物が4種類ありました。

オークラコレクションの自在蟷螂置物とその仲間達

蟷螂だけが構造が分かるように触れられる別物が近くに置いてありました。

触れる自在蟷螂置物

「自在置物 蟷螂をさわってみよう!」と書いてありましたが、蟷螂に触っていたのはガードマンのおじさんです。

「触れますか?」

と尋ねてみたら、

「壊れやすいので注意して下さい。」

との返事。

持ち上げてみたら予想外の重さです。

しかも、関節を折り曲げて立てるような作りにはなっていません。

自分で立てない蟷螂をどうやって置物にするか?

悩んでいたら、ガードマンのおじさんが助けてくれました。

自在といっても置物です。 置き方があるのです。

これから九州国立博物館の特別展で自在蟷螂置物を触りたい貴方!

このブログに貼った触れられる自在蟷螂置物の画像を拡大してじっくりご覧下さい。 どうやって置いてあったかを良く覚えておきましょう。

細い前脚と細い後ろ脚で立たせようとしても上手く行きません!

細い後ろ脚の付け根と、細い前脚の付け根と、鎌の肘に当たる部分を置いて重心を固定します。

早い話、細い脚は飾りです。

持ち上げた以上は元のように置かなくてはならないのですが、田舎暮らしが長い私は「蟷螂は自立する物!」だと信じ込んでいましたから、そんな事は考えませんでした。

今回の特別展では自在置物が触れる貴重な体験ができましたが、自分の死に場所を決めて自分の足で歩いてくれる蟷螂達に感謝した土曜日の私でした。

今日は平和な日曜日。

昨日は帰りが遅かったのでゆっくりお寝坊しました。

お昼を兼ねた朝食を摂った後は、九州国立博物館から提供して戴いた特別展の画像61枚をダウンロード。 蟷螂の画像は2枚だけだったので、今回は10月1日にkyuhakuchannnelで公開された明治150年記念特別展『オークラコレクション』紹介の映像を貼らせて戴きました。

何はともあれ、今日という日を大切にしたいと思います。

皆様にも実りの秋でありますように。

合掌。

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