令和元年の九番山笠です。
提灯のSは南朝のSか、ソラリアのSか。
どちらにしても効いてます。
長法被のSは、久留米絣のS。
一個だけ拡大。
確かにSです。
令和元年は、これぐらいで驚いちゃいけません。
一体誰かと思いきや、何と後醍醐天皇です。
公家の世に戻したいという強い意志を持っておられたとかで、竹内睦泰氏の「天皇の秘儀と秘史」によると、秘儀・真言立川流で皇子を48人もうけたそうです。
護良親王と宗良親王は征夷大将軍。 護良親王はかなり強かったそうですが、足利尊氏と戦って殺されています。
そして、九州では懐良親王が征西大将軍。
懐良親王は北朝方との戦いを制して太宰府に征西将軍府を樹立したので、明より日本国王として認められています。
今年の九番山笠の解説によると、征西府を肥後国隈府から太宰府に遷した1362年から1372年に北朝に破れるまでの約10年、九州には幕府が関与しない九州王朝のような地域が存在したとのこと。
2019年は太宰府を制した大保合戦から660年に当たるのだそうです。
西鉄沿線の関連イベントもあるので、天神ソラリアの九番山笠の表は挙旗筑紫武王門(つくしのぶおうのもんにはたをあぐる)。
早い話が、旗振りです。
説明書きは、iPhoneで撮った写真をGeniusScanで四角化しました。
旗の説明もビシッと入っています。
今年は6月に旧友が紫陽花の名所という千光寺に連れて行ってくれました。 2人ともMBTを履いていましたから、何も考えずに紫陽花の向こう側に見えた階段を登りました。 思いがけず懐良親王の御陵墓にお参りすることになりました。
ソラリアのSが南朝のSに見える令和元年の博多祇園山笠です。
お墓に入っても、あの世に行っても、この世の経済を回すお仕事。
霊魂もリサイクルなんでしょうけど、地球ってのは大変な星だと思います。
安倍さんの一億総活躍どころじゃ無いんですよね。