先週の金曜日は久しぶりに旧友と一緒に福岡天神で過ごしました。
お昼までの降水確率は90パーセント。 他の予定もあったので10時過ぎに西鉄福岡駅に着きましたが、天気予報の通りの雨でした。
その日は旧友と遅い昼食を摂った後、アクロス福岡で辻井伸行さんとロンドンフィルの福岡公演を楽しむ事になっていました。 5月からの計画ですが、お天気ばかりはどうしようもありません。
福岡天神は菅公様をお祀りした水鏡神社があるので天神と呼ばれています。
「苦しいときの神頼み。」という事で、とにかく一番に水鏡神社に参拝しました。
境内の錦鯉は何度見ても惚れ惚れします。 雨も関係ありません。
水鏡神社は明治通りを挟んでアクロス福岡のすぐ北側に位置しています。 西鉄駅からアクロス福岡までは雨に濡れないように地下街を通る事ができます。 天神様は学問の神様ですから、学びの秋にはぴったりの水鏡神社参拝です。
福岡まで出るときは、できるだけアップルストア福岡天神で学ぶようにしています。 今回は金曜日のHow Toで、Pagesというアップルのワープロソフトを使って綺麗な文書を作るコツを教えてもらいました。
お昼過ぎまで酷い雨でした。 学びソノモノは楽しかったのですが、アップルストアまでの行きは雨で帰りも雨。 撥水加工のコートも裏地まで濡れてしまったので、国体道路のタリーズで雨宿りをしました。
午前中の仕事を切り上げてやってくる友と連絡を取って午後の予定を一部変更。 今は電話をかけなくても、メールでやり取りができるので便利だと思います。
辻井伸行さんがロンドンフィルと一緒にアクロス福岡にやって来ると知って、先行販売期間中にチケットを押さえた友でした。 コンサートを楽しんでからの遅めの夕食もてとてという素敵なお店を予約していました。
味のある器で美味しい日本料理に舌鼓を打ちました。
美味しいお料理はストンと胃袋に落ちましたが、壁に掛けられた額の中の四文字の意味が腑に落ちません。
吾唯知足
お店の大将に尋ねてみたら、吾唯知足は石庭で有名な京都の瀧安寺の蹲(つくばい)に刻まれた四文字でした。
有名な蹲いなのでネットで検索してみたら画像がでました。 注ぎ口からの水を受ける中央部分は口の形に彫り込まれています。 外周は円で、その間に1つの口を共有する四文字が配されています。
前に調べた筈ですが、龍安寺を訪れたのは40年以上前です。 覚えていたのは石庭だけでした。
もう一つ物足りなさを感じながら、食事を終えてホテルに戻ることになりました。
コンビニに寄って美味しいアイスを買いたいという彼女を外で待つ間に、雲の切れ間から満月が見えました。
一分ほどの間でしたが、ビルの間に現れた満月をiPhoneで撮ることができました。
てとてであの四文字を観た時に、「円が足りない。」と思いました。
でも、四角い額の中に円を探そうとした事自体が間違いだったと思います。
四角い額に収まらない天神の満月。
完璧な天神ナイト。
菅公様が天から教えて下さった夜でした。
満月は
天神様の
プレゼント
霊験あらたかな水鏡神社参拝でした。