雨が上がって、ポカポカ陽気の一日でした。
朝から気持ちよさそうにホトトギスが鳴いていました。
蕾だった庭の花菖蒲も一気に咲きました。
肥後系の花菖蒲です。
長らく名前が分からなかったのですが、紫衣の雪だと思います。
明治神宮御苑の菖蒲田で同じ花の見つけた時、名札がちゃんと読めませんでした。 「むらさきごろものゆき」と言ったら、参道のお掃除をしている方が教えて下さいました。 明治神宮御苑にあるのは「しいのゆき」だそうです。
太宰府天満宮の菖蒲池にも同じ花が咲いています。
「紫衣の雪」ではなく、「雲井の雁」という源氏物語に出てくる女性の名前になっています。 在ってはならない処に在る花ですから、違う名前にする必要があったのでしょう。
つくづく日本は不思議な国だと思います。
7月は全国各地で祇園祭があります。 福岡は7月1日から15日が博多祇園山笠です。 6月3日には、博多祇園山笠応援隊が、地元NHKの番組でアピールをしていました。
子どもの時に博多の商店街の近くで見た「博多祇園山笠」は恐いお祭りでした。 水を掛けられながら爆走する山笠には強烈な印象が残りました。 長らく博多から遠ざかっていましたが、東日本大震災の後に神事としての「博多祇園山笠」に興味を持つようになりました。 全ての飾り山を見て回って撮った写真をこのブログにもアップした年もありました。
祇園祭はシオンの祀り。
神事というのは、そういう事なのでしょう。
「何と美し平城京。 鳴くよ鶯平安京。」
鶯の鳴き声を聴きながら、710年の平城遷都や794年の平安遷都を覚えた小学校時代を懐かしく思い出す夕べです。
日本各地で行われる7月の神事が無事に済みますように。
西岸寺の梵鐘を聴きながら、祈る夕べです。
合掌。