月曜日は休館日。
私だって休みたいから「書くのは後回し」と思っていたら、たまたま母宛に届いたお菓子が鎌倉半月でした。
ピーナッツ半月で珈琲タイムとしゃれ込んだので、やっぱり書くしかない!
今日の人気の投稿にも、九州国立博物館で観た聖母子の聖龕が入っていたのです。
先週の土曜日に九州国立博物館の特別展を観てきました。
初日でしたが、10時ちょっと過ぎに入館したので思ったほど混んではいませんでした。 イレーヌちゃんと睡蓮の写真も撮れて大満足。 12時頃には見終えたので、一旦外に出ました。
外のベンチで日の丸を見ながらサンドイッチを頬張って、元気が出たところで、ササっと常設展の茶道具を見る事にしました。
ところが、一番先に目が止まったのが、あの花鳥蒔絵螺鈿聖龕。
何度か目にしたテンペラ画の聖龕ですが、ガラスケースで展示されているのを見たのは今回が初めてでした。
今まで見えなかった物が見えたのです。
テンペラ画が納められた聖龕には観音開きの扉が付いています。 これまでは扉を開けた状態の蒔絵と螺鈿細工しか見えなかったのですが、今回はの扉の表と聖画の裏に当たる部分施された細工も見る事ができました。
片方の扉の表には螺鈿細工の兎が二羽いたのです。
兎と言えばお月様。
今日は中国が中継衛星を打ち上げたと言うニュースが入りました。 月の裏側に探索機を送り込む計画だそうですが、そんなに月の裏側が見たいんでしょうかねぇ?
見えない方が良い事だってあるでしょうに。
観音開きの花鳥蒔絵螺鈿聖龕の開かれた表だけを見て満足した私は昭和な日本人です。
半月の兎さんで十分満足でした。
このところ、ボーッとした青空に浮かぶ白い月を見て
「ホログラムなんじゃないの?」
と思っています。
ああ、あの世が近くなったような気がする。
合掌。