2013年は博多祇園山笠を全部見て回って写真を撮りました。
6番山笠は西流れの舁き山笠でした。
櫛田神社のすぐ近くにあったので、
じっくりとしゃがんでパチり。
標題は、蘭陵王。
人形師は、今井洋之氏。
7月7日の日はとてもラッキーで、
ちょうど恵比須流の所にいらした今井氏とお話ができました。
山笠作りは一枚の絵から始まるのだそうです。
先ずはイメージを一枚の絵にして、流の承認を得るのだそうです。
一枚の絵から3次元の山笠を作る間には何度も修正が入るので、
出来上がりは、最初の絵とはかなり違って見えます。
刀の角度とか、長さとかは全然違うと感じました。
舁き山笠は、最後の最後まで手を入れるという事でした。
作る人もいるし、乗る人もいるし、舁く人もいるし、それを支える人達もいる。
昨年は、どこの流かは忘れましたが、
舁き山笠の縄を締め直している男衆を見ました。
ご神体と一緒に大の男が乗った舁き山笠は重さ1トンほどあるそうです。
担いで5キロを駆け抜けるわけですから、尋常ではありません。
神事です。
走る山は、みんなで作りあげる山なんですね。
西流の舁き山笠を見たついでに、すぐ近くの
博多町屋ふるさと館で山笠の棒を担いでみました。
展示してある6本の内の1本だけが、少しだけ上に担げます。
今年は、7月7日に子ども山笠を初めて見ました。
日曜日の天神で、締め込み姿の女の子達を初めて見ました。
冬でもナマ足短パンロングブーツの若い女性が闊歩する街ですが、
夏の天神を締め込み姿で山を舁くの女の子はその上を行きます。
お天気雨でしたから、お日様も笑っていたようです。
信号もあるので、交通整理をしながらの舁き山笠でした。
ショッピングに来た人達に水がかからないように、
かなり気を使っていて大変だと思いました。
7月7日に見たもう一つの子ども山笠は、博多小の子供達が舁いていました。
商店街の中を、かなり速く動いていたのでビックリしましたが、
ちゃんと大人達が本腰を入れて水をかけていました。
山が通った後の商店街の路面は水浸しだったで、
デッキブラシでお掃除していました。
目から鱗の日曜日でした。
男衆の担ぐ本番は7月15日の早朝です。
KBCテレビの生中継、「走れ! 山笠」は7月15日朝4時からだそうです。