“If we can’t export the scenery, we’ll import the tourists.”
—WlLLIAM VAN HORNE, FIRST PRESIDENT OF THE CANADIAN PACIFIC RAILROAD
「景色を輸出できないならば、観光客を輸入しよう。」
カナダ太平洋鉄道の初代社長の言葉だとか。
確かに、美しい景色には人を癒す力があります。
多くの人を惹き付ける魅力があります。
カナディアン・ロッキーを見た時の感動は忘れられません。
「時よ止まれ、お前は美しい。」
悪魔に魅入られた魂の叫びだとか。
写真を撮るようになってから思い出したのは、
米国滞在中に小さなライフルを撃たせてもらった経験です。
たった3発でしたが、2*50でした。
ど真ん中には当たりませんでしたが、貴重な経験でした。
撃った後で、外さない人の撃ち方を見せてもらいました。
それで、何故ライフルを撃たせてくれたのかが分かりました。
鹿狩りをする人の気持ちです。
鹿を見て、撃てる人の気持ちでした。
自分の息を殺さなかったら照準は合いません。
身体がぶれないように息を殺して、
自分の身体が凍りついた瞬間に引き金を引きます。
スマホで写真を撮るときも同じ事をしています。
息を殺してシャッターを押します。
2007年に撮った写真です。
市内のスーパーの駐車場で、空を見たら鳳凰がいました。
あれほど美しい空を見たのは生まれて初めてでしたが、
夕暮れ時の買い物客は急ぎ足。 誰も目を留めないのです。
美しさに目を留める人と、そうでない人がいます。
“Enjoy each moment.”
生きるというのは、一瞬一瞬を楽しむ事だそうです。
息をするから活きるし、生きるんでしょうね。
写真と逆。