中学時代の友人が日田までドライブに誘ってくれました。
ランチデートのお目当ては大はら茶屋の花かご弁当。
花かごに入ったお料理です。
ゆかりご飯、柚子の香りが効いた茶碗蒸し、手作り味噌の御味御汁が付いています。
お味噌、豆腐、おから、こんにゃくは自家製。
苦みのある山菜を活かしたデトックス系のお弁当です。
例えば、2月に摘んだふきのとうの味噌漬け。
ツワブキの佃煮、ふきの煮物、ヨモギの天ぷらといった具合です。
こんにゃくの田楽はコリコリ。豆腐も揚げもしっかりした食感。
茄子の味噌煮の甘みはアケビなので甘いけれども小気味よい苦み。
甘酢和えのおからも美味。
精進料理のようでもありましたが、牛のたたきも入っていました。
一年中、苦みのある食材を使っているそうですが、季節のものも。
最初に目を引いたのは、油にさらっとくぐらせた稲穂です。
新米の粒が白い花のように開いて綺麗でした。
お塩が振ってありましたから、一粒ずつ手で取って秋の実りを楽しみました。
大はら茶屋は大原八幡宮の裏手です。
道路沿いに看板が出ているので、細い坂道を登ってゆくと左手に駐車場があります。
右手に看板と冠木門(かぶきもん)。
お昼時は団体客の予約が入っていたりしますから、ご予約をお奨めします。
大はら茶屋は大原八幡宮の裏手です。
食後に少し坂道を下って歩けば、裏手から八幡宮の境内に入ることができます。
大原八幡宮は表参道から登ると長い階段があります。
元氣のある方は、階段を降りてから、
もう一度表参道を登って参拝されると良いと思います。
食後の良い運動になりますので。
大原八幡宮の本殿は金色の菊のご紋が付いています。
境内で宮司さんからパンフレットをいただきました。
広瀬淡窓の放生会という五言絶句が載っていました。
祭祀中秋節 (さいしちゅうしゅうのせつ)
放生名尚傳 (ほうしょうのななおつとう)
欲窺魚躍影 (うおおどるのかげをうかがわんとほっすれば)
古沼月孤圓 (こしょうのつきこにしてまどかなり)
せっかく日田においでになるならば、花かご弁当だけじゃなく、
豆田町の廣瀬資料館と咸宜園まで足を伸ばされることをお薦めします。
体も心も浄化されること間違いなし。
大原八幡宮は天領日田のパワースポットでした。
“日田の大はら茶屋の花かご弁当” への1件の返信