8月4日に太宰府天満宮で撮った写真を、もう一度見直しています。
楼門の随身さんの写真は、これまでに何度もブログにアップしています。
向かって右の阿吽のあ。
向かって左の阿吽のうん。
来年は寅年。
敷皮の虎を目を留めたら、太宰府天満宮の楼門はひょうきんな虎ノ門です。
死んだ虎に阿吽無し。
どちらも仲良く5本爪。
爪が足りないのは金色の龍さんの方です。
随身さんのネイルは桜色。
女性のように白くて綺麗なお手手です。
8月4日も、九博4階第11室の展示を見る前に随身さんを見たんです。
そうでなければ、あの真っ赤っかな背景の范道生の作品は観られません。
いきなり観たら、頭が飛びます。
私は正常ではいられません。
九博に入る前に天満宮でたくさん緑を見ておかないと、あの赤い世界には耐えられません。
楼門の随身さんの身を守る金龍を見ておかないと、あのはんだかそんじゃの気に飲まれます。
イカしたピアスをしている事にも気づかないと思います。
日向の楠から彫り出された尊者の耳に輪っかのピアス有り。
太宰府天満宮で大きな楠を観ていたからこそ、気づくことができたのだと思います。
范道生はひょうきん者。
敷皮の虎の目に負けないほど、はんだか尊者の目はひょうきんです。
龍の横顔も、やっぱりひょうきん。
昭和な私には、銀の皿に乗せた洗者ヨハネの首を片手に持ったサロメに似せたポーズにしか見えません。
江戸時代の作品ならば、彼も知っていたはず。
そうでなければ、この作品は宇宙人の悪戯でしょう。
人を食った作品だと思いました。
秋のお彼岸。
鈴虫の音が心地よい夜は、変な事もすんなりブログに書けますね。
日本人の脳みそを作ってくれた宇宙人と、昭和な私の脳みそに多大なる貢献をしてくれた御先祖様に感謝します。