昨日はお天気が荒れましたが、今日は快晴。
陽射しはありますが風が冷たい土曜日です。
このところの黄砂の影響か体調を崩している人が増えたので、今日は出掛けません。 2週間前に九州国立博物館で観たオークラコレクションを振り返って投稿しています。
今回も九州国立博物館のぶろぐるぽに応募して当館から画像の提供を受けています。
上の写真は今回の目玉の一つ、普賢菩薩騎象像。
普賢菩薩を乗せたダックスフントのような脚の象さんが何ともユーモラスです。
当日借りた音声ガイドのリストを見ると平安時代12世紀の作。 書き込んだメモを見ると、女人往生の信仰の対象になっていたようです。
それはそれで納得したのですが、思い出してみると私が気になったのはむしろ観音菩薩座像でした。
片膝を立てた姿が何となく何処かでみた如意輪観音に似ている。
10月13日は土曜日でしたから、九州国立博物館は午後8時まで開いていました。 オークラコレクションを観た後で講演会を聞いて、更に4階の常設展を観る時間がありました。
特集展の坂本五郎コレクションを全部見て回った後で、目に留まったのは真ん中の部屋に展示してあった観心寺の如意輪観音のレプリカでした。 こちらはオークラコレクションのの如意輪感応とは違って右腕も左腕も3本ずつあります。
本物は長らく秘仏であったので今でも保存状態が良いとの事ですが、本堂は一年に一度しか開扉されません。 私は本物を観た事がありませんが、一説には空海の作だとも言われていました。
どれだけ本物に近いレプリカなのかは知りませんが、元々が秘仏ならばいくらレプリカとは言え、九州国立博物館の4階に置いて展示物として人目にさらしても良いモノだろうか?
幾つになっても分からない事が多すぎる。
神呪寺(かんのうじ)の如意輪観音は空海の作だという事ですが、こちらも一般公開の日は限られています。
この二つの如意輪観音の違いは幾つかあると思いますが、その一つは置かれている環境だと思います。
観心寺の如意輪観音は空海が日本でただ一つ作ったと言われる星塚の中にあるのです。 北斗七星の力を借りて結界が貼られています。 四国八十八箇所のお遍路さんと同じで、巡礼の人々が祈りながら大地を踏みしめて歩くことで強固に結界が張られてゆくのだそうです。
福岡県には羽犬塚という地名が今でも残っています。 私が住んでいる地域はかつては星塚と呼ばれていました。 今はありませんが、7つのお墓があった場所です。
星塚という地名の意味を知りたくて検索して分かったのは、観心寺の星塚の存在でした。 空海が作ったただ一つの星塚だと言うのです。 高野山を開く前に、この星塚を作ったという事でした。
神呪寺の如意輪観音と真井御膳(まないごぜん)の話は後で知りました。 空海は彼女が入水自殺した翌日に他界したといわれていますから、この2人は過去世からの縁がそうとう深かったのではないかと思います。
察するに、真井御膳に似せて彫った如意輪観音を星塚の中に置いたのですから、2人は地球に来る前からの知り合いだったと思われます。
時空を越えてUFOで地球に飛来した宇宙人の生まれ変わりだとしたら、2人とも元々は女性だったはずですね。
成仏したのか、それともまだ亜空間の部屋に留まっているのか。
下等生命体の私には分かりません。
以上、戌年神無月最後の週末のぼやきでした。
平成最後の神無月ですね。
合掌。