先週の金曜日に九州国立博物館で撮った写真です。
あの枝垂桜も、それらしい雰囲気になってきました。
新時代の幕開けを祝っているようです。
九博雲海桜の通行止めが解除されていたので、小径を歩いてみました。
良いお天気でしたから、歩いてみようという気になりました。
降って登ってずーっと歩いて行ったら、アスファルトの道路に出ました。
それから道路沿いに少し歩いて、九博の駐車場側に入りました。
九州国立博物館をアクセスエスカレーター側から右回りにぐるっと回ったことになります。
窓に映った新緑が眩いばかり。
駐車場側からは、青楓の小径でした。
よく手入れされていました。
今はどちらも新緑ですが、春の桜と秋の紅葉だったんですね。
いつも太宰府天満宮に参拝してから、九州国立博物館の特別展を観ていました。
アクセスエスカレーター側の入り口付近の風景しか知らなかったのです。
駐車場側まで小径を歩いて良かったと思いました。
あれだけしっかりと緑を見たので、大報恩寺展を観ても凹まずに済みました。
実のところ、九州国立博物館の周りを一周してみなければ、今回の展示の意味はさっぱり分かりませんでした。
大報恩寺の本堂は国宝ですが、最初から内陣に安置された秘仏の釈迦如来座像の周りを一周できるようにデザインされています。
今回の特別展でも釈迦如来座像の背面を使った展示がありました。
輪蔵を発明したと言われる傅大士の座像も展示してありました。
有難い経文の納められた輪蔵やマニ車ならば、手で持ってぐるっと回すことができるでしょう。
でも、相手が触れることのできない秘仏ならば、人間様が周囲を歩いてぐるっと回るしかありませんよね。
今回の特別展は大盤振る舞いで、重要文化財である肥後定慶作の六観音は、赤いステージの上から写真撮影する事が許されていました。
如意輪観音も、写真で撮ると、
夜目遠目傘の内。
やっぱり近寄って下から見上げないと、如意輪観音菩薩の雰囲気が伝わってきません。
同じ重文でも流石に行快作の釈迦如来座像は秘仏ですから、拝めるだけでも仏様の出張サービスと思わなくてはなりません。
今回もぶろぐるぽに応募して九州国立博物館から画像を提供してもらいました。
北野経王堂に納められていたという傅大士さんは中国の人ですからアジア圏からのお客様を意識しての展示だと思いますが、出品目録と展示の順序がかなり違っていたので、暗がりの中で出品目録に鉛筆で印をつけながら観て回るのは結構骨が折れました。
経王堂の扁額は足利義満の直筆だそうです。
次回の特別展は室町将軍です。
ちゃんと前振りをしてあるんですよね。
それにしても、変わった経の字です。
令和の令が明朝体になっている事よりも、よっぽど気になりました。
漢字を作ったのは日本人でも中国人でもなく、ETではなかろうか?
地球人への撹乱作戦。
令和元年五月のボヤキです。