令和2年の花菖蒲

今年も花菖蒲の季節になりました。

玄関床の花菖蒲

今日の玄関床です。

昨日は蕾を27本切って、15本をご近所さんにお裾分けしました。

一夜明けて、今日は6月4日。

天安門事件から31年が過ぎました。

死亡者数は10,454となっていますが、本当のところは分かりません。

毎年、6月になると我が家の花菖蒲は満開の時期を迎えます。 昭和の頃、庭師さんが祖母の為に乾泉水(からせんすい)の際に植えてくれた花菖蒲です。

若い頃は分かりませんでしたが、日本庭園は鎮魂の意味を込めて作られた物が少なくないように思えます。 我が家の庭も、庭師さんが深く考えた上で作ってくれました。 そんな事に気がついたのは、50の大台に乗ってからでした。 造園業は命がけだという事を知りませんでした。

珍しい花なので、名前を知りたいと思って幾つか菖蒲園を回ってみました。 明治神宮の御苑では紫衣の雪、太宰府天満宮では雲井の雁と呼ばれる品種です。

令和2年は、6月4日に玄関床の花菖蒲が咲きそろいました。

どれも蕾の内に切ってあったのです。

鎮魂の花だという事に、ようやく思い至りました。

合掌。

 

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