九州国立博物館エントランスホールの六角楼模型

先週の土曜日に九州国立博物館のエントランスホールで撮った写真です。

前々から気になっていた紫檀の六角楼模型。

人の少ない午前中に撮りました。

説明書きによると中国の女性実業家からの寄贈。

紫檀製 中国 21世紀

iPhoneアプリのGeniusScanで四角化するとご覧の通り。

中国紫檀博物館長 陳麗華博士寄贈

読み進めて行くと、中国には私立の紫檀博物館がある事が分かります。

それにしても惚れ惚れするほど見事な細工です。

紫檀の美しさにも溜息が出るばかり。

緩やかなカーブが何とも癒し系ですが、反り返った瓦屋根は中国の伝統文化だと思います。

日本は台風と地震の多い国です。

中国経由で入った大乗仏教は根付いても、彼の地のように反り返った瓦の上に重くて風の抵抗を受けやすい形の瓦細工を乗せる文化は一般には普及しませんでした。

構造的には四角形よりも六角形が強いのかも知れませんが、蜂の巣のような形の家屋に住む日本人にはお目にかかった事がありません。 六角形のテントを張る人達が周りにいなかったからかも知れませんが、日本では 六角堂は特殊な場所です。

文化の形は環境の形だと言い換える事ができるのかもしれません。

早起きは三文の得。

九博は金土が得。

以上。

コメントを残す