観音様のかくれんぼ

先週の土曜日は寒さが緩んだので、久しぶりに太宰府まで足を伸ばしました。

雨に立つ麒麟!

麒麟と鷽

私的には「風に立つライオン」のパロディです。

小雨の中だったのでササッと天満宮に参拝してから、九州国立博物館に向かいました。

お目当ての特別展は「王羲之と日本の書」です。

今回も特別展についてブログに書きたかったので、九州国立博物館の第45回ぶろぐるぽにエントリーしました。

この連休は47枚の画像ファイルを九州国立博物館から提供して戴きましたが、目から鱗の1枚がありました。

観音開きの扉です。

特別展で観たかどうかは分かりません。

とにかく、最初に見えたのは大きな縦一でした。

そして王羲之。

王羲之と日本の書の観音開き

次に見えたのが横一。

そして、「日本の書は之から始まった」という文字列。

つまり、縦が漢字で、横が仮名。

クロスするところに之という漢字がありました。

文字列の形は十という漢字です。

「之」と「十」を足すと辻になるなぁ。

辻?

ところが、更に奥がある。

良く見ると、之のつくりは「おうぎし」という縦書きのひらがなです。

明らかに学校で教えてくれるような漢字ではありませんから、昭和な私はここで思考停止。

全く教会に通わなくなって久しいのですが、若い頃にイエズス会の教会で洗礼を受けました。 20代の後半にミサで聴いた若い日本人の神父さんのコトバが頭の片隅に残っていました。

「王という字には、天と地の間に十字架があります。」

王羲之の「王」という漢字は、確かにど真ん中に十があるのです。

若い頃に専門学校で日本語教授法を学びました。

その頃に読んだ本の中に、一、二、三を英語圏で教える場合のコツが書いてありました。

天地創造の最初の3ステップだと教える。

一は、Oneness of the world

二は、Heaven Father and Earth Mother

三は、Heaven Father, Earth Mother, and Us Human

つまり、二は天地で、三は天地人です。

これに縦一が入ると王という漢字になります。

それでは、何故、小さな「之」という字に巨大な「十」が重ねてあるのか?

弘法大師空海が日本に密教をもらたしたからでしょうか、

観音開きの扉が開いた。

亜空間の扉が開いた。

私的には、そういう解釈です。

 

菅原道真公の御母様は観音様の信心をもっていらしたそうです。

一説には、高等生命体一番の二、天女系の宇宙人なんだとか。

昭和な私が天女様と教わった女性達が、平成の今は宇宙人だと言われていたりする。 これがジェネレーション・ギャップです。

白川靜さんの本によると、道という字は「首をぶら下げて行く」から道なんだとか。

地上を行き来する人間の生き方と、光の柱で天地を行き来する宇宙人の生き方は明らかに異なるようです。

なんとなく、あの世が近くなってきたように感じる戌年の春です。

 

心字池
三つの橋が
掛かってる

安楽寺天満宮では二礼二拍一礼ですが、天神様への参拝なんですよね。

合掌。

 

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